TOKYO, Nov 4, 2021 - (JCN Newswire) -  エーザイ株式会社(本社:東京都、代表執行役CEO:内藤晴夫)は、2021年11月9日から12日に米国マサチユーセッツ州ボストンおよびバーチャルで開催される第14回アルツハイマー病臨床試験会議(Clinical Trials on Alzheimer's Disease Conference:CTAD)において、抗アミロイドβ(Aβ)プロトフィブリル抗体レカネマブ(開発品 コード:BAN2401)に関する口頭発表6演題をはじめとする当社の広範なアルツハイマー病(AD)パイプランの研究成果について、合計10演題(うち5演題がlate breaker口頭発表)を発表することをお知らせします。なお、当社は、レカネマブについて、2021年9月に迅速承認制度に基づき、米国食品医薬品局(FDA)に早期AD治療薬として生物製剤ライセンス申請の段階的申請を開始しました。

エーザイのニューロロジービジネスグループDeputy Chief Clinical OfficerであるMichael Irizarry医学博士は、「当社がCTADで発表する知見は、早期ADの治療におけるレカネマブの潜在的な役割とともに、脳内Aβプラークの除去と血液バイオマーカーの変化、臨床結果の関係についての重要な科学的洞察を提供するものです。私たちは、患者様とそのご家族にソリューションをお届けするというコミットメントを果たすべく、レカネマブおよびAβ以外を治療標的とする治療薬候補をできるだけ早く進展させるよう取り組んでいます」と述べています。

ADは、これまで認知、機能、行動の症状を緩和することに重点が置かれてきましたが、疾患の生物学的メカニズムの理解が大きく進んだことにより、当社の開発パイプライン製品は、Aβ、タウ、神経変性など、疾患の複数の根本病理に基づく治療をめざしています。

エーザイ株式会社の常務執行役であり、ニューロロジービジネスグループ プレジデント兼グローバルADオフィサーであるIvan Cheungは、「レカネマブについては、迅速承認制度に基づくFDAへの生物製剤ライセンス申請の段階的申請開始に加えて、検証試験としての臨床第III相Clarity AD試験への1,795人の被験者登録の完了、皮下注射剤臨床第Ⅰ相試験の開始、そしてプレクリニカルADを対象とした臨床第III相AHEAD 3-45試験の進行など、本剤と当社ADフランチャイズにとって極めて重要な時期を迎えています。私たちは、レカネマブをはじめとする当社の強固なADパイプラインが、ADを患っている人々にもたらす可能性に期待しています」と述べています。

レカネマブの早期AD治療薬としての可能性を示唆する深い科学的洞察についての主な発表演題は以下の通りです。

- ラウンドテーブル:レカネマブの最新データの発表と、3名の著名な教授であるJeffrey Cummings, M.D、D.Sc、Randall J. Bateman, M.D、Christopher H. van Dyck, M.Dによる幅広いADコミュニティーに有用な議論(Roundtable 5)
- 口頭発表:早期ADにおけるレカネマブの臨床第II相POC試験(201試験別ウィンドウで開きます)の複数の統計的手法による有効性評価結果の一貫性(LB9)
- 口頭発表:プレクリニカルADを対象としたレカネマブの臨床第III相AHEAD 3-45試験における血漿バイオマーカースクリーニングの導入(LB4)
- 口頭発表:早期ADを対象としたレカネマブの臨床第III相Clarity AD試験におけるベースラインデータ特性の概要(ROC22)

本リリースの詳細は下記をご参照ください。
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概要:エーザイ株式会社

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