TOKYO, Apr 19, 2023 - (JCN Newswire) -  当社は、人々の行動を高精度にデジタルツイン上に再現することで、人々の行動の変化を予測し、施策の効果や影響を事前に検証可能とするデジタルリハーサル技術を開発し、英国でシェアードモビリティ事業を展開するBeryl(注1)社の協力のもと、英国ワイト島におけるシェアードeスクーターサービスの運用を改善する施策の導出を目指し、2023年4月1日より本技術を適用した実証実験を開始しました。

行動経済学とAIを組み合わせたデジタルリハーサル技術は、利益よりも損失を過大評価するといった人の行動における非合理性に加え、天候などの間接的な影響要因も含む実世界の人の行動に近いモデルをAIで生成し、実際の都市を再現したデジタルツインと融合させることで、天候や周辺環境などの条件変化や施策による人の行動の変化を予測し、高精度に検証することが可能になります。

実証実験では、ワイト島の各所に設置するシェアードeスクーター数の変更や、特定場所への返却による使用料の割引などの施策による人々の移動手段の選択の変化により、例えば車からeスクーターに乗り換えることによる地域のCO2排出量削減や移動者の利便性における効果、サービス運用コストへの影響などをデジタルリハーサル技術で事前検証します。本実証実験を通じて、Beryl社の事業への貢献や、車の使用による環境や社会への悪影響の低減などを通じたワイト島の交通政策や経済全体への貢献を目指します。

当社は、本実証実験で得られた知見をもとに、モビリティサービス事業者のサステナビリティ・トランスフォーメーションを支援するとともに、今後も、人文社会科学とデジタル技術を融合するコンバージングテクノロジーの取り組みを通じて、持続可能で公平かつ多様性のある社会の実現に貢献します。

本技術は、2023年4月20日(木曜日)に開催される「Fujitsu ActivateNow Technology Summit(Madrid)」、および2023年4月28日(金曜日)から4月30日(日曜日)に開催される「G7群馬高崎デジタル・技術大臣会合『デジタル技術展』」にて出展予定です。

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概要: 富士通株式会社

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