TOKYO, Dec 24, 2020 - (JCN Newswire) -  NECは、株式会社 日本取引所グループ(取締役 兼 代表執行役グループCEO:清田 瞭)傘下の日本取引所自主規制法人にホワイトボックス型AIを搭載したシステムを提供し、安全・安心な金融取引に向けた環境整備を支援します。本システムは、一日数千万件にのぼる売買取引において、相場操縦行為等の不公正取引の調査を行う売買審査業務向けに提供し、12月より稼働しています。

近年、金融取引のデジタル化が進む中で金融犯罪は複雑化・巧妙化してきており、金融機関は膨大な情報の中から金融犯罪や不正を効率的かつ精緻に検知・審査することが求められています。こうした中、日本取引所自主規制法人では、2018年に売買審査の初期段階の調査にNECのAIを導入するなど、ICTを活用した不公正取引の監視・防止の取り組みを強化してきました。今回日本取引所自主規制法人は、新たに解釈性を備えたホワイトボックス型AIを搭載したシステムに更新し、更に深度のある売買審査業務の実現に取り組みます。

本システムには、NECの最先端AI技術群「NEC the WISE」(注1)の1つである異種混合学習技術(注2)を活用しています。異種混合学習技術はホワイトボックス型AIであり、本審査業務においても、高度な予測精度と予測に至る根拠を可視化する解釈性を両立しています。また、人間では気づきにくいリスクをAIが検知・可視化することで、新たな観点から不公正取引の防止に寄与することも期待できます。

NECは、AIをはじめとする先進技術を活用し、安全で快適な金融サービスを、あらゆる人と産業へ届けるための取り組みを推進します。これにより、人やモノ、プロセスの情報・状態をバリューチェーン全体で共有し、新たな価値を生み出す「NEC Value Chain Innovation」(注3)をお客さまと共に実現していきます。

本リリースの詳細は下記をご参照ください。
https://jpn.nec.com/press/202012/20201224_02.html

概要:日本電気株式会社(NEC)

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