TOKYO, Oct 29, 2021 - (JCN Newswire) -  三菱重工業は本日、カーボンニュートラル社会の実現に向けて、2つの新たな目標を策定しました。

第一の目標は、当社グループのCO2排出量(Scope1,2(注1))を、2040年までにNet Zeroにすることです。また、その中間目標として、2030年までに50%削減(2014年比)します。これは、生産活動に伴う当社グループの工場等からのCO2排出量の削減です。開発した技術を導入して、更なる省エネを推進することで、カーボンニュートラル工場を実現していきます。

第二の目標は、バリューチェーン全体からのCO2排出量を、2040年までにNet Zeroにすることです。また、その中間目標として、2030年までに50%削減(2019年比)します。これは、主に当社製品の使用によるお客様のCO2排出量(Scope3(注2)の削減に、CCUS(注3))による削減貢献分を加味したものです。

当社グループは、全ての事業領域において、お客様の既存設備の脱炭素化も含めた幅広いメニューを保有しており、多様な解決策を提案することで、世界のCO2排出削減に貢献していきます。

カーボンニュートラルに向けた取り組みには様々なアプローチがありますが、革新的技術を導入し、経済性と信頼性を両立するソリューションを提供することで、トランジションコストを低減し、持続可能な社会の実現に貢献します。

三菱重工 泉澤 清次 取締役社長 兼CEOは、次のように述べています。
「三菱重工グループは、2040年カーボンニュートラルを宣言します。カーボンニュートラル社会の実現は地球規模の課題であり、当社は、脱炭素分野での実績を誇るリーダーとして、気候変動対策をリードしていくことが我々のミッションであると考えています。CO2削減に貢献できる製品・技術・サービスを通して、世界中のパートナーと協調し、社会のNet Zero実現に貢献していきます。このような我々の理念を表した「Mission Net Zero」を、私自身を含めたグループ員一人ひとりの行動原理としていきます。」

当社グループのカーボンニュートラル宣言に関する特設ウェブページを公開しましたので、ご参照ください:

https://www.mhi.com/jp/expertise/carbon-neutral

Editor’s Notes(背景補足):

当社グループは、地球規模の課題である気候変動への対策が求められている中、社会課題の解決に貢献し、中長期的に成長を続けていくために優先的に取り組むべきテーマとして「脱炭素社会に向けたエネルギー課題の解決」を含む5つの重要課題(マテリアリティ)を2020年に特定しました。また、同年発表した中期事業計画である「2021事業計画」において、エネルギー供給側で脱炭素化を目指す「エナジートランジション」と、エネルギー需要側で脱炭素・省エネ・省人化を実現する「モビリティ等の新領域」を2つの成長領域に定めました。これらの領域の事業を推進し、また既存の事業の脱炭素化・電化・知能化を推進することにより、2040年Net Zeroを実現し、カーボンニュートラル社会の実現に向けて貢献していきます。

三菱重工グループについて

三菱重工グループは、エンジニアリングとものづくりのグローバルリーダーとして、 1884年の創立以来、 社会課題に真摯に向き合い、人々の暮らしを支えてきました。長い歴史の中で培われた高い技術力に最先端の知見を取り入れ、カーボンニュートラル社会の実現 に向けたエナジートランジション、 モビリティの電化・知能化、サイバー・セキュリティ分野 の発展に取り組み、 人々の豊かな暮らしを実現します。www.mhi.com/jp

本リリースの詳細は下記をご参照ください。
https://www.mhi.com/jp/news/21102902.html

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