TOKYO, Mar 9, 2022 - (JCN Newswire) -  三菱重工業は9日、防衛省向け潜水艦「たいげい」の引渡式を、当社神戸造船所(神戸市兵庫区)にて実施しました。同艦は海上自衛隊の現行潜水艦「そうりゅう」型の後継に当たるたいげい型の1番艦で、同造船所で戦後建造された潜水艦としては29隻目となります。

式典には、中曽根 康隆防衛大臣政務官、齋藤 聡海上幕僚副長、三島 茂徳防衛技監をはじめとする防衛省関係者が多数列席。当社からは阿部 直彦常務執行役員防衛・宇宙セグメント長が出席しました。

大きなクジラを意味する「大鯨」が艦名の由来であるたいげい型は、ディーゼル電気推進方式を採用した通常動力型潜水艦で、リチウムイオン蓄電池に蓄えた電力を動力として潜航します。そうりゅう型潜水艦と比べ、さらに探知能力が向上したソーナーや静粛性が向上した船体構造を採用しており、基準排水量は3,000トンです。また、潜水艦への女性自衛官配置制限の解除を受け、女性用寝室を確保するため居住区内へ仕切りを設置し、シャワー室通路にはカーテンを設けるなど、女性自衛官の勤務に対応しているのも特長です。

三菱重工は、陸・海・空にまたがる防衛装備品事業を一元的に運営し、技術的シナジーを発揮する中で、機能・性能ならびにコストパフォーマンスに優れた最新鋭の艦艇を開発・設計・建造し、就役後の維持整備にも積極的に対応しています。今後もトータルシップインテグレーターとして、省人化や無人化、サイバーセキュリティ、ライフサイクルコストの低減といった顧客の抱える課題に応え、従来の枠組みにとらわれない新しい潜水艦の開発に注力していきます。

本リリースの詳細は下記をご参照ください。
https://www.mhi.com/jp/news/220309.html

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