TOKYO, Apr 15, 2022 - (JCN Newswire) -  三菱重工グループの三菱重工冷熱株式会社(社長:岡野 伸泰、本社:東京都港区、以下、三菱重工冷熱)は、熱回収型ターボヒートポンプを用いた既設暖房設備の省エネルギー化について、一般社団法人日本冷凍空調設備工業連合会が主催する「第39回優良省エネルギー設備顕彰」の最高位に当たる「一般財団法人省エネルギーセンター最優秀賞(改修設備部門)」を受賞しました。同じく三菱重工グループの三菱重工サーマルシステムズ製熱回収型ターボヒートポンプ「GART-ZE75I.HP」を工場空調の既設暖房設備の一部に導入したことによる、省エネルギー効果とCO2排出量削減効果が高く評価されたものです。三菱重工冷熱が同賞を受賞するのは初となります。

本顕彰は、冷凍空調設備の省エネルギー・環境保全を一層促進するため、優良事例を広く募り、これを顕彰することで省エネルギー技術の開発と普及に寄与するとともに、関連業界において省エネルギー・環境保全への意識を高めることを目的にしています。

受賞内容は、トヨタ自動車北海道株式会社(社長:北條 康夫氏、本社:北海道苫小牧市)が有する自動車部品製造工場の新たな暖房用熱源として、定格加熱能力2,404kWの高効率な熱回収型ターボヒートポンプを追加導入したことに伴う既設暖房設備の省エネルギー化に関するものです。これにより、既設の暖房用熱源である重油ボイラーとガスボイラーから供給される蒸気使用量および化石燃料消費量を低減しました。また、水冷式空気圧縮機の冷却水を排熱源とすることで低圧縮比での運転が可能となったことから、平均加熱COP(注1) も7.89を実現。2021年2月の設備引渡しから26日間で、原油換算で87.6kLの省エネルギー効果(削減率72.2%)ならびに196.2トンのCO2削減効果(削減率68.0%)を達成しています。

熱回収型ターボヒートポンプを含むターボ冷凍機「GART-ZE & ZEI」シリーズは、GWP(注2)が1未満と極めて低い「HFO-1234ze(E)」冷媒を採用しており、環境負荷低減に大きく貢献する製品です。また同冷媒は、フロン排出抑制法が規定するフロン類に該当せず、同法の適用対象外となることから、管理の手間と費用が省けるなど運用上のメリットも得られます。最も小型の熱回収型ターボヒートポンプであれば暖房需要1,500kW程度から対応可能で、寒冷地の比較的大規模な工場や事務所への応用が期待できます。

三菱重工冷熱は、お客様が抱える「熱に関する困りごと」を課題と捉え、効率の良いターボヒートポンプ製品を用いた省エネソリューションを提供する「熱ソリューション活動」を実施しており、受賞対象となった熱回収型ターボヒートポンプの他にも多種多様なヒートポンプ製品を取り揃えています。今後も、カーボンニュートラル社会実現の一助となるべく、各機種の特長を生かしたフレキシブルな提案を行っていきます。

三菱重工グループについて

三菱重工グループは、エンジニアリングとものづくりのグローバルリーダーとして、 1884年の創立以来、 社会課題に真摯に向き合い、人々の暮らしを支えてきました。長い歴史の中で培われた高い技術力に最先端の知見を取り入れ、カーボンニュートラル社会の実現 に向けたエナジートランジション、 モビリティの電化・知能化、サイバー・セキュリティ分野 の発展に取り組み、 人々の豊かな暮らしを実現します。詳しくは: 三菱重工グループのウェブサイト: www.mhi.com/jp

本リリースの詳細は下記をご参照ください。
https://www.mhi.com/jp/news/220415.html

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