三菱造船、LNG燃料ガス供給システム(FGSS)2基を追加受注
東京, 2024年6月5日 - (JCN Newswire) - 三菱重工グループの三菱造船株式会社(社長:上田 伸、本社:横浜市西区、以下、三菱造船)はこのほど、舶用高圧式二元燃料エンジン向けのLNG(液化天然ガス)燃料ガス供給システム「FGSS(Fuel Gas Supply System)」(注)およびLNG燃料タンクを、今治造船株式会社(本社:愛媛県今治市、以下、今治造船)から2基追加受注しました。本装置は、今治造船で建造するLNG燃料バルクキャリア(ばら積み運搬船)2隻向けで、2025年夏から順次納入される予定です。
今回受注したFGSSは、省スペースかつメンテナンス性に優れた機器モジュール設計によるカーゴスペースの最適設計、造船所での建造工程短縮、顧客の要望に応じてカスタマイズ可能な独自の制御装置の採用などにより、優れた操作性と安全性の両立に寄与する製品です。三菱造船は、これまで同社グループが建造したLNG燃料自動車運搬船「SWEET PEA LEADER」(2023年10月竣工)および「DAISY LEADER」(2024年3月竣工)向けをはじめとする高圧方式のFGSSを計18基受注しており、今回の受注により、自動車運搬船向け15基とバルクキャリア向け5基、計20基のFGSSを同社グループへ納入することになります。このうち、自動車運搬船2隻はFGSSの積載を終え、既に運航を開始しています。
三菱造船は、三菱重工グループが戦略的に取り組むエナジートランジションの一環として、LNG燃料船の建造に携わる顧客向けにFGSSおよび関連ガスエンジニアリングを広く提供し、船舶の付加価値ならびに競争力を向上させます。また、LNG燃料船の普及によるGHG(温室効果ガス)削減の一助となることで、海洋システムインテグレーターとして海事業界における脱炭素化を推進し、カーボンニュートラル実現に尽力するとともに世界規模での環境負荷低減に貢献していきます。
三菱重工グループについて
三菱重工グループは、エンジニアリングとものづくりのグローバルリーダーとして、 1884年の創立以来、 社会課題に真摯に向き合い、人々の暮らしを支えてきました。 長い歴史の中で培われた高い技術力に最先端の知見を取り入れ、カーボンニュートラル社会の実現 に向けたエナジートランジション、 社会インフラのスマート化、サイバー・セキュリティ分野 の発展に取り組み、 人々の豊かな暮らしを実現します。詳しくは: 三菱重工グループのウェブサイト: www.mhi.com/jp
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