SMBC日興証券と富士通が書面手続きを電子化するシステムを開発
TOKYO, Sep 27, 2021 - (JCN Newswire) - SMBC日興証券株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長(CEO):近藤 雄一郎、以下「SMBC日興証券」)と富士通株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:時田 隆仁、以下「富士通」)は、本日より、SMBC日興証券の個人のお客さまが行う書面手続きを営業担当者のiPadで完結させるシステムを開発し、運用を開始しました。お取引に関する確認書類などが電子化され、お申込み書類などの記入や押印、郵送が不要になるため、手続きにかかる期間短縮と負担軽減が実現されます。
従来、SMBC日興証券では、個人のお客さまが行う手続きにおいて、お客さまが記入・押印された書類を本社にて手続き処理する業務を行っていました。そのため、記入漏れなどによる不備への対応が発生した場合、郵送でのやりとりなどにより手続きの完了までに時間がかかっておりました。2020年8月からは、営業担当者のiPad上で口座開設や届出事項の変更手続きをしていただけるようになりましたが、それ以外のお取引などの手続きに関しては、これまで通り書類での手続きが必要でした。
この度、SMBC日興証券と富士通が開発したシステムにより、SMBC日興証券の個人のお客さまの手続きに必要な書類の電子化を進め、手続きにかかる期間短縮と負担軽減を行い、さらなる利便性向上に努めるとともに、手続きの電子化を行うことでペーパーレスの一層の推進を図ってまいります。
システムの特長
1. 入力の簡易化、本人確認書類の読み込みで手続きの利便性向上、手続き期間の短縮を実現
本システムは、SMBC日興証券にご登録いただいているお客さま情報と連携しており、住所などの基本情報が自動入力され、入力項目の一部が省略されます。また、入力不備のチェックは本システムにより自動で行われます。さらに、運転免許証などの本人確認書類はiPadのカメラ機能を使って撮影することができ、押印も不要です。
これにより、これまで最長で1週間程度、最短で1日~2日程度かかっていた手続き完了までの期間が約30分に短縮されます。
2. 個人のお客さまが行う書面手続きの電子化によりペーパーレスを大幅に推進
本システムにより、お取引に関する確認書類などを9月27日(月)より10帳票、10月より約40帳票の電子化を予定しており、ペーパーレスに大きく貢献します。
3. 既存の紙帳票イメージを活用することによる効率的な電子化
本システムでは、既存の紙帳票イメージをそのままiPad上で利用可能にする機能を開発し、お客さまが手続きする画面をiPad上に生成しています。これにより、今後も随時、書類を電子化することができるとともに、SMBC日興証券の業務部門の社員が自ら操作し、書類の新規作成や修正も容易に実施可能となります。
なお、SMBC日興証券と富士通は、今回のシステム開発に、株式会社PFU(本社:石川県かほく市、代表取締役社長:長堀 泉)のタブレット帳票ソフトウェア「BIP Smart(ビーアイピースマート)」を活用しています。
今後について
今後、SMBC日興証券における個人のお客さまが行う手続き書類の電子化をより一層推進していく予定です。また、本システムを、非対面での手続きへも展開しオンラインで完結することで、手続きにおけるお客さまの負担軽減と完全ペーパーレス化を目指してまいります。
富士通は、今後も最新テクノロジーと業務ノウハウを活用し、SMBC日興証券をはじめとする金融業界のデジタル化およびDXの推進に貢献していきます。
本リリースの詳細は下記をご参照ください。
https://pr.fujitsu.com/jp/news/2021/09/27.html
概要: 富士通株式会社
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