TOKYO, Jun 11, 2021 - (JCN Newswire) -  NECは、一般財団法人あしなが育英会(所在地:東京都千代田区、会長:玉井義臣、以下 あしなが育英会、注1)と連携し、日本全国の大学や自治体、法人などから提供される1万件以上の奨学金情報を横断的に検索可能な奨学金検索システム「Canpass」を開発し、5月から稼働を開始しました。独自に収集した奨学金情報から、学生一人ひとりの多様なニーズにマッチした情報を提供することで、教育格差の改善に貢献します。

奨学金制度は日本全国の大学・自治体・社団法人・財団法人など様々な機関により運用されていますが、その数は膨大で、学生それぞれに必要な情報が届きにくいという課題がありました。そこで、政府が推進するGIGAスクール構想(注2)に向けた教育ICT事業など、教育のデジタル化に取り組むNECは、奨学金事業に長年取り組んできた歴史を持ち、遺児などの教育支援・心のケアを行うあしなが育英会と連携し、複数機関の奨学金情報を検索可能な「Canpass」を開発しました。

本システムは、検索の際に提供主の種類・所在地・専攻・支給額・給付の形態などを選択することで、自身にマッチした奨学金情報を見つけることができます。これまで数多くの学生を支援してきた実績を持つあしなが育英会が中心となり奨学金団体等にデータ提供の声かけを行うことで、1万件以上という非常に充実したデータベースとなっています。また、本システムの提供にあたり、高校生・専門学校生・大学生による機能レビューを実施し、学生にとって使いやすいUI(ユーザーインターフェース)を追求しています。今後、さらなる奨学金情報の拡充とともに、奨学金制度だけではない進学に役に立つ機能追加などを予定しています。

NECは、今後も本システムの提供を始めとした教育のデジタルトランスフォーメーション(DX)を推進するソリューションやサービスの開発を加速・強化することで、安全・安心・公平・効率な社会の実現に貢献していきます。

なお、本発表にあたり、あしなが育英会から以下のエンドースメントを頂戴しています。

あしなが育英会は、遺児家庭の高校生が情報ギャップによって、進学の機会を喪失してしまうことに強い問題意識を持ってきました。また、これまで高校奨学生や保護者から「奨学金情報をどうやって調べればいいのかわからない」「資料を紙でもらっても読み込めない」といった声が寄せられています。さまざまな奨学金を、横断的かつ簡単に検索できるCanpassによって、遺児高校生だけではなく、全ての高校生が自分に合った「進学できる(Can)」「奨学金(Pass)」を見つけることが可能になり、進学への意欲を失う事なく、教育の機会が広がることを期待しています。
一般財団法人あしなが育英会 専務理事 岡崎祐吉

本リリースの詳細は下記をご参照ください。
https://jpn.nec.com/press/202106/20210611_02.html

概要:日本電気株式会社(NEC)

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