TOKYO, Jul 27, 2022 - (JCN Newswire) -  NECは、政府が推進するガバメントクラウドを活用した行政デジタル化を支援するため、官庁・自治体のお客様がシステム基盤をクラウドに移行する際にサポートする「官庁・自治体向けクラウド統制運用プラットフォームサービス」を2022年度中に提供開始します。

本サービスではアマゾン ウェブ サービス(以下AWS)が標準提供するサービスを利用した、AWS環境のセキュリティベストプラクティステンプレート「BLEA(読み:ブレア、Baseline Environment on AWS)」を活用して基本的なセキュリティを担保するとともに、NECが持つ行政機関向けのクラウド基盤運用ノウハウを組み合わせた環境を提供します。

本サービスは、官庁・自治体におけるクラウド上で業務システム構築を行うプロジェクトで課題となるクラウド技術者(注1)不足を補い、お客様が業務システムの開発に注力できる体制づくりを支援します。

サービス開発の背景とサービスの概要

これからの行政DXでは、政府がシステム調達の方針として掲げている「クラウド・バイ・デフォルト原則」に則って、クラウド利用を第一候補として検討することが前提になっています。この状況において、NECでは大きく2つの課題に対応する観点で本サービスの開発に至りました。

第一に、クラウドの構築・運用に際しては、専門的な知識・経験を求められることが多く、官庁・自治体のシステム担当者はクラウド固有のスキルを新たに習得しなければならない状況がありました。

この課題に対して、本サービスではこれまでNECが官庁・自治体領域で培ってきたノウハウを基に、お客様の要件に応じてクラウド基盤を構築・提供し、その運用までサポートします。

第二に、官庁・自治体でクラウドを構築する際に重要になるセキュリティに関して、これまでは開発者によってセキュリティに対する認識や基準が異なるなど、セキュリティが担保できていないケースが課題となっていました。

この課題に対して、本サービスはAWSが公開している「BLEA」を活用することでセキュリティベースラインを確保します。さらにNECが有するクラウド構築・運用ノウハウを組み合わせることでセキュリティが担保された基盤を構築し、安定的な運用につなげることを可能にします。

なお、本サービスは、本年1月に発表した、行政デジタル化を支援する「官公庁向けDXソリューション」(注2)におけるクラウドインテグレーション領域に位置づけられる新しいサービスです。

本サービスの特長

1. お客様要件に沿って構築したクラウド基盤を提供、運用まで支援
本サービスでは、お客様の要件に沿って構築済みのクラウド基盤を提供し、運用まで担います。これにより、お客様はクラウド固有の専門的なノウハウやスキルが不要になり、貴重なリソースを業務システムの開発に傾けることができるようになります。

2. 官庁・自治体のクラウド基盤に求められるセキュリティを担保
本サービスは、クラウド事業者が提供するテンプレートや標準的なサービス、NECのクラウド運用ノウハウを組み合わせて、セキュリティを担保した柔軟なクラウド基盤を提供します。
AWSが標準提供するサービスを利用したセキュリティベストプラクティステンプレート「BLEA」を活用することで基本的なセキュリティ基準を確保するとともに、AWSが提供する標準的なサービスとNECがこれまで官庁・自治体領域で培ってきた各種クラウド運用のノウハウを標準サービスに組み込み、利用者の希望に合わせて柔軟に使いやすい環境を提供します。

「官庁・自治体向けクラウド統制運用プラットフォームサービス」は2022年度中の提供開始を予定しています。また、今後、お客様のニーズに合わせた展開も視野に入れてサービスの開発を進めていきます。NECは、自社で有するクラウド運用ノウハウを通じて、官庁・自治体のクラウドシステム開発とモダナイゼーションを引き続き支援していきます。

本リリースの詳細は下記をご参照ください。
https://jpn.nec.com/press/202207/20220727_01.html

概要：日本電気株式会社（NEC)

詳細は www.nec.co.jp をご覧ください。

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