TOKYO, Apr 15, 2021 - (JCN Newswire) -  NECソリューションイノベータは、車両や歩行者の移動経路や停止時間等の分析を行う「FieldAnalyst for Vehicles」を本日より提供開始します。

「FieldAnalyst for Vehicles」は、カメラで撮影した映像から、当社独自のAI技術を活用して、移動中の車両や歩行者を自動でリアルタイムに認識し、認識率95%以上(注)の高精度な行動検知を行うものです。これにより得られた車両や歩行者の数、停止時間などの情報を、渋滞原因の分析や車両の入退管理に活用することができます。加えて、ナンバープレートを認識することで、車両や人の動きを考慮したイベントの運営を検討することが可能となり、混雑等の回避や来場者の属性に応じた企画にも役立てることができます。

背景
これまで、道路や交差点での交通量調査や駐車場における入退の確認、工場や倉庫への車両進入の検知などの多くは人が目視により行なっていました。しかし、人手不足が深刻化する中、AIや映像認識技術などの人手に頼らない、ICTを利活用した仕組みが求められています。

そこで当社は、車両や人物の行動などを画像により分析する「FieldAnalyst for Vehicles」を開発しました。これは、従来の画像による人物像分析を行う「FieldAnalyst」のラインナップに周辺状況を分析する新たな製品を追加するものです。

本製品の特長
1. 移動中の車両や人物を検出し数や行動を分析
物体識別技術および移動体分析技術により、道路などに設置したカメラから車両を検出し、普通車、バス、トラック、バイクなどの種別ごとに通過する車両台数のカウントや、走行・停止の判別、車両の移動経路の分析を行います。また同時に、移動する人物を検出し、横断歩道を渡る歩行者などの人数をカウントします。こうした情報を基に、渋滞解消に向けた取り組みに役立てることができます。例えば、自治体では渋滞原因の分析やこの解消に向けた施策の検討に役立てることが可能になります。また、工事を請け負う建設業者では、工事の際の迂回路の設定・誘導をはじめ、効率的な工事計画の立案につなげることができます。

2. 移動中の車両のナンバープレートを認識
ナンバープレート認識技術により、商業施設やイベント会場などの駐車場に設置したカメラ映像から、入退場する車両のナンバープレート情報を検出します。入場車両を正確に把握することで施設や会場における混雑緩和につなげるとともに、レンタカーや県外車両等を識別することで、来場者の属性に合わせたイベントの立案に役立てることができます。さらに滞在時間を把握することで、長期間停車している違法駐車などの車両を認識することが可能になります。また、企業や公共施設などに入退場する車両のナンバープレート情報から、事前登録車両のスムーズな入場、未登録車両の進入防止にも役立てることができます。

NECソリューションイノベータは今後も、画像による分析技術をはじめとした先進ICTによって、人々のより豊かな生活の実現に貢献していきます。

本リリースの詳細は下記をご参照ください。
https://www.nec-solutioninnovators.co.jp/press/20210415/index.html

概要:日本電気株式会社(NEC)

詳細は www.nec.co.jp をご覧ください。

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