TOKYO, Mar 1, 2022 - (JCN Newswire) -  NECソリューションイノベータは、自動記録や音声認識、音声合成技術を活用し、昨年6月より義務化されたHACCPに沿った食品衛生管理(注1)における作業負荷の軽減を支援する「NEC 食品衛生管理サービス for HACCP」を、スーパーマーケットなどの食品等事業者向けに本日より提供開始します。

本サービスは、食品の加工/検査/点検の場において、音声合成を用いた作業指示や音声認識による作業記録による「衛生管理」(注2)と、保冷設備の温度データの自動記録とアラート通知機能による「温度管理」で、食品衛生管理業務の効率化と正確性の向上をサポートします。

背景

近年の食をとりまく環境の変化に対応し、食品の安全を確保するため、2018年に食品衛生法が改正されました。また、日本においても昨年6月からHACCPに沿った衛生管理が義務化され、食品等事業者は全工程において作業記録や温度管理などの衛生管理を行う必要があります。こうした中、スーパーマーケットなど、義務化以前からHACCPの対応を行っている事業者においても、衛生管理に伴う手作業による記録等、現場の作業負荷軽減は大きな課題となっていました。

そこで当社は、食品等事業者における衛生管理業務の衛生管理および温度管理を支援するため、「NEC 食品衛生管理サービス for HACCP」の提供を開始しました。

本サービスの特長

1. <衛生管理>作業指示の音声化により、作業品質を向上

作成したExcel形式の作業指示書の文字情報を、音声合成で読み上げることができます。音声化された作業指示を聞きながら作業することにより、多品種を扱う際に発生しやすい作業ミスや記録漏れの防止をサポートします。また作業中にマニュアルや手順書を確認する必要がないため、新人など不慣れな作業員の業務の円滑化や作業品質の平準化につなげることができます。

2. <衛生管理>音声入力により、作業効率を改善

当社の音声認識技術により、記録用紙への記入の手間なくハンズフリーで作業の点検結果等を記録することができます。これまで記録時に発生していた手袋の着脱や消毒の手間を省くことができます。

3. <温度管理>温度データの自動収集で、測定時のミスと記録漏れを防止

温度センサーから保冷設備の温度データを自動的に収集し、計測時刻とあわせて記録するため、人手による測定時のミスや記録漏れ等の防止をサポートします。1台の温度センサーで最大6箇所の温度を測定できるため、保冷設備ごとに温度センサーを設置する必要がなく、コストを低減できます。また、これまで作業員が巡回して目視で温度を確認していた作業の削減を支援します。

4. <温度管理>アラート機能で迅速な対応をサポート

測定温度がしきい値を超えた場合、スマートフォン等へのアラート表示や、メール通知を行います。これにより、保冷設備の異常に対して迅速に対処でき、食品の品質保持や廃棄費用の削減につながります。

なお、NECソリューションイノベータは本サービスを「リテールテックJAPAN展」<会期:3/1(火) ~ 3/4(金)、会場:東京ビッグサイト(東京都江東区)>に出展します。

NECソリューションイノベータは今後も、本サービスを通じて食の安全を支援するとともに、これまで当社が蓄積してきたIoT技術のノウハウを活用し、より多くの社会価値を創造していきます。

本リリースの詳細は下記をご参照ください。
https://www.nec-solutioninnovators.co.jp/press/20220301/index.html

概要:日本電気株式会社(NEC)

詳細は www.nec.co.jp をご覧ください。

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