TOKYO, Nov 4, 2021 - (JCN Newswire) -  NECスペーステクノロジー株式会社(代表取締役 執行役員社長:片桐 秀樹、本社:東京都府中市)の眞山 新(まやま あらた)は、令和3年秋の黄綬褒章(注)を受章しました。

受章内容は以下の通りです。

主要経歴:NECスペーステクノロジー 生産本部 機器製造検査部 主任
功績概要:電気機器組立工・卓越技能

眞山は、人工衛星搭載機器の組み立て及び半田付け作業において卓越した技能を有しており、緻密なミクロン単位の組立及び極小の半田量をコントロールして微細なチップ部品を半田付けする作業における高い品質と信頼性が評価されています。そのスキルを活かして30機を越える人工衛星の製造に従事してきましたが、中でも「はやぶさ2」では小惑星リュウグウの地下物質を採取するための衝突装置(SCI)や、試料を採取・格納したカプセルを地球に帰還させる装置の製造にも従事し、日本の宇宙プロジェクトのミッション成功に大きく貢献してきた1人です。また、眞山は、自身が有する高い技能を後進に伝承していくために、技能の一般化、標準化、自動化に取り組んでおり、“ものづくり易さ”を追求しています。

「黄綬褒章」は、農業、商業、工業等の業務に精励し、他の模範となるような技術や事績を有する方を対象として授与される大変名誉あるものです。

なお、眞山は、令和2年度の「卓越した技能者」(通称「現代の名工」)も受賞しております。

NECスペーステクノロジーは、宇宙関連機器とその利用技術で宇宙をさらに身近にし、豊かで安心安全な社会の実現に貢献します。

<関係者コメント>

NECスペーステクノロジー 生産本部 機器製造検査部 主任 眞山 新
この度は名誉ある章をいただき大変嬉しく思います。これまで辛抱強く指導いただいた上司や先輩方、共に苦労し支えてくれた同僚、たくさんの方々のおかげだと感謝しています。これからも章に恥じることのないよう努めていきたいと思います。

宇宙機器の生産も自動化・機械化が推進され、我々のものづくりも進化させていかなければなりません。それでもなお、人の手による半田付けは、まだまだ必要不可欠と言われています。自分で工夫しながら作業を行い、なめらかで光沢のある半田付けができた時の達成感はとても大きいものがあります。今後も自己研鑽に努めるとともに、若手への技能継承を進めていく所存です。

NECスペーステクノロジー 代表取締役 執行役員社長 片桐 秀樹
眞山 新の黄綬褒章の受賞は、高い品質の宇宙用搭載機器の実現が、社会的に認められたものであり、我がことのように喜んでおります。 この度の眞山の受賞で、当社には、斎藤 克摩、馬場 大作と並んで、3名の現代の名工、黄綬褒章者がそろいました。とても栄誉なことであり、大変誇りに思います。

電子機器が一旦、宇宙環境に至れば、それらは、保守も、修理もできません。しかも、宇宙空間は、電子機器にとっては過酷な空間です。当社がこの厳しい環境で故障なく動作する電子機器を提供してこられたのも、現代の名工を筆頭とする多くの技能者の技があるからです。

NECグループは日本の宇宙開発の黎明期から約50年間、この厳しい環境条件下で、ものづくりに挑戦してきました。眞山のような優れた技能者たちは、私たちが宇宙を舞台として社会へ貢献していくうえで欠かすことのできない存在です。私たちが持つ「ものづくりの強み」に更に磨きをかけ、技術陣の弛まぬ技術革新との両立により、私たちは、世界で広く活躍する宇宙用搭載機器を提供していきます。これからも3名の現代の名工につづく、若き名工を育成していきます。

本リリースの詳細は下記をご参照ください。
https://www.necspace.co.jp/press/2021/1104.html

概要:日本電気株式会社(NEC)

詳細は www.nec.co.jp をご覧ください。

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