TOKYO, Dec 19, 2022 - (JCN Newswire) -  日本電気株式会社(本社:東京都港区、代表取締役 執行役員社長 兼 CEO:森田 隆之、以下 NEC)とトレジャーデータ株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:三浦 喬、以下:トレジャーデータ)は、顧客データ基盤(カスタマーデータプラットフォーム、以下CDP)領域で業務提携します。両社は本業務提携を基に、新たにワンストップで顧客データの統合と活用を実現する「カスタマーインサイトサービス」の提供を本日より開始し、NECのDXオファリングメニュー(注1)に追加します。また、NECは、トレジャーデータをはじめとしたテクノロジースタートアップとの協業を通じ、企業のデータドリブンなビジネスに対する支援策を更に強化していきます。

今後両社は、CDPの導入支援をはじめとして、顧客データを活用した法人営業・コンタクトセンター領域の高度化や製品ライフサイクルの効率化、さらには新規事業や製品・サービスの製造・開発等、企業のビジネス全体を支える顧客データ基盤として、金融・交通・エネルギー・小売など多様な業種の企業を対象に事業展開し、カスタマーインサイトサービス関連事業で2025年度末までに100億円の売上を目指します。

近年、企業と顧客との接点は実店舗からオンラインまでチャネルが多様化しています。加えてシステム毎に、あるいはマーケティング・営業・カスタマーサポートなど部署毎に顧客データがバラバラに管理されていることも多く、適切な施策の立案や判断、顧客コミュニケーションを行う上で課題がありました。また、顧客毎にパーソナライズした施策やコミュニケーションのためには、自社サービス以外から得られる顧客データも活用することが有効です。そこで、本業務提携を基に両社の技術や知見を組み合わせた「カスタマーインサイトサービス」の提供を開始します。具体的には、以下のような内容を実現します。

1.顧客データ統合基盤の導入からデータ活用支援までワンストップ提供
顧客データが統合されていないことによるビジネス課題を抱える企業を対象に、AIを用いて顧客体験の最適化を実現するサービスをワンストップで提供します。具体的には、トレジャーデータが開発する国内シェアNo.1(注2)のCDPソリューション「Treasure Data CDP」の 導入から、データ加工、活用支援までをワンストップで提供します。

2.データ分析専門チーム・顧客サポートチームによる支援
ユーザー企業のデータドリブンでかつ正しい顧客理解の実現を支援するため、データ分析専門チームと顧客サポートチームを立ち上げ、両社合わせて50名を超える体制を整え、順次拡大していきます。両社は効果的なユースケースやシステム設計におけるベストプラクティス、技術支援を一貫して提供することで、顧客データの統合、活用を通じた価値創出の向上に貢献します。

3.NEC独自のAIによる高精度な顧客属性拡張やレコメンド等を実現
企業がCDP上で保有するデータとNEC独自技術と連携することで高精度な顧客属性拡張やレコメンド等を実現します。
具体的には、NEC独自のAI「消費者属性拡張」技術(注3)により、自社サービスの利用履歴などから顧客毎に特性を付与するだけでなく、オープンデータや社外データから顧客の類似ユーザを発見し、その類似ユーザの特性も顧客データに付与します。これにより、自社の顧客データのみでは観測しきれなかった新たな特性を顧客データに付与することができ、おすすめ商品の設定やマーケティング上の顧客分析などを支援することが可能になります。

また、ユーザの嗜好が不明な状態からでもパーソナライズを実現する「オンライン最適化」(注4)や、使い慣れたIDで複数サービスを利用することが可能になる「IDコネクトサービス」(注5)などのNEC独自の技術やサービスと連携するとともに、「NEC I:Delight」(注6)のサービスである顔や虹彩を使った生体認証を共通IDとして利用することで、顧客理解を深め顧客体験(CX)の向上や新サービス開発に貢献します。

本リリースの詳細は下記をご参照ください。
https://jpn.nec.com/press/202212/20221219_01.html

概要:日本電気株式会社(NEC)

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