TOKYO, Dec 18, 2020 - (JCN Newswire) -  株式会社日立インダストリアルプロダクツ(取締役社長:小林 圭三/以下、日立イプ)は、デジタル社会を支えるインフラとして重要な役割を果たす大規模データセンター向けに、大容量UPS*1「UNIPARA-UP2001i」シリーズを2020年12月から販売開始します。

日立イプは、お客さまのニーズに応じてさまざまな容量のUPSを取りそろえており、大容量モデルとして、システム冗長構成への対応が可能な高信頼性設計の「UNIPARA」シリーズを展開してきました。近年はAIやIoTなどデジタル技術の進展や、新型コロナウイルス感染症拡大に伴うリモートワーク・eコマースの利用増加など、ニューノーマル時代の対応に向け、さらなるデータ利活用が求められています。今回、大規模データセンターや製造設備、公共施設など幅広い分野向けに、大容量ユニットを一括制御するセントラル方式で1,000-2,000kVAの大容量・省スペースを実現した新シリーズ「UNIPARA-UP2001i」を追加します。本製品の特長は以下の通りです。

主な特長

1. 大容量・省スペース
コンパクトな500kVA三相一括IGBT*2ユニットの採用で、500kVAUPSモジュールを幅1,000mm、1面で構成し、これを並列接続することで単機2,000kVAUPSにおいて、保守バイパス回路を含めて業界最小クラスの幅5,900mmを実現しました。また、前面保守構造とすることで、裏面保守スペースを不要とし据付面積の大幅削減を可能としました。さらに、従来の単機500kVAUPS×4台並列システムに比べ据付面積を約60%*3に低減しました。これにより、データセンターでのサーバースペースの有効活用を図ることができます。

2. グローバル標準電源仕様  三相4線に対応
グローバルで標準採用されている三相4線方式配線に対応したトランスレス三相4線方式を採用しました。今後ますます拡大が期待されるデータセンターのグローバル化に対応します。また、負荷力率1.0にも対応するとともに、従来の三相3線方式にも対応可能です。

3. 省エネルギー
3レベルインバータ方式の適用と大容量IGBTの採用で最大効率97%*4を達成しました。本モデルは、負荷率25%以上で効率95%以上を維持しており、幅広い負荷率での省エネが可能となります。

4. 配線工事の簡素化
2,000kVAUPSの入出力は3,000Aクラスのバスダクト配線が必要となります。本UPSは保守バイパスを含めたUPSシステムを1列盤構成とすることで、外部入出力配線を除くシステム内の大電流母線を盤内配線とし、配線工事の簡素化を図りました。これにより、バスダクト配線を簡素化し工事費の低減も可能としました。

5. 安心の見守りサービス
ネットワークを通じてUPSのデータを収集し稼働管理をサポートします。日立の遠隔監視・支援センタによる24時間の遠隔監視サービスだけでなく、専用のポータルサイトから、お客さま自身が稼働状態の確認やお問い合わせを行うことも可能です。

本リリースの詳細は下記URLをご参照ください。
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概要:日立製作所

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