TOKYO, Jan 17, 2022 - (JCN Newswire) -  三菱電機株式会社は、4周波数帯に対応した世界最小※1の高精度衛星測位端末用アンテナを開発しました。周波数帯域を拡大したことで世界の主要な衛星測位システムと測位補強サービス※2に対応するとともに、小型化によりさまざまな移動体に搭載でき、自動運転など高精度測位情報の利用拡大に貢献します。

開発の特長

1. 独自アンテナ小型化技術により、世界最小を実現、さまざまな移動体に搭載可能

- 水平面に垂直に配置した4つの樹脂成形品の側面と天面に、2つの折り曲げ線状アンテナ素子を樹脂成形品間で対称になるよう配線し、アンテナ素子配線を立体化。この独自のアンテナ小型化技術により、4周波数帯対応の高精度衛星測位端末用アンテナとして世界最小を実現。ドローンや小型トラクターなどさまざまな移動体に搭載可能
- 小型アンテナはアンテナ占有空間に比例して性能が向上するため、アンテナ素子配線を立体化※3して限られた占有空間の中でアンテナ形状を最適化することで、L1帯の周波数帯域が当社従来比約3倍に拡大。当社従来品では未対応のGLONASS衛星、INMARSAT(R)衛星にも対応

2. 独自のアンテナ構造により、測位精度を劣化させるマルチパス波の抑制を実現

- 直線状とループ状のアンテナ素子を組み合わせた独自のアンテナ構造により、アンテナ背面方向へのバックローブ放射を低減し、測位精度を劣化させるマルチパス波(地面からの反射波)を抑制
- 従来のマルチパス波抑制手法のアンテナ大型化を適用せずに、小型でありながら高い測位精度が期待できるマルチパス波抑制を実現

今後の展開

今後、屋外での実証実験による測位精度評価を進め、実用化を検討していきます。

本リリースの詳細は下記をご参照ください。
https://www.mitsubishielectric.co.jp/news/2022/0117.html

概要:三菱電機株式会社

詳細は http://www.mitsubishielectric.co.jp をご覧ください。

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