TOKYO, Feb 16, 2023 - (JCN Newswire) -  三菱電機株式会社は、ビル用マルチエアコン室内ユニットの新製品として、ZEB※1の普及に向けて、室内ユニットの消費電力を従来品比で最大66%※2削減した小型の「天井カセット形4方向吹出し<システム天井対応タイプ>」を2023年6月に発売します。据付・メンテナンス性を向上させて作業負荷低減にも貢献します。

政府は2020年10月、2050年までにカーボンニュートラルの実現を目指すことを宣言しました。2021年10月に閣議決定された地球温暖化対策計画では、事務所ビルや商業施設などの建物におけるCO2排出量を、2030年度に2013年度比で51%削減する目標を設定しており※3、この実現に向けても、ZEBの普及が必要とされています。事務所ビルや商業施設で消費されるエネルギーは空調機器によるものが大半で、ZEBの普及に向けては、空調機器の省エネ性のさらなる向上や室内の大きさに応じた機種選定のしやすい製品が求められています。また、節電の観点から、エリアの全体空調よりも、在室者がいるエリアに合わせたパーソナル空調の考え方が浸透し始めています。

当社は今回、小型の「天井カセット形4方向吹出し<システム天井対応タイプ>」において、翼形状を3次元翼形状に変更して空気抵抗を低減した室内ターボファンと高効率DCファンモーターを新採用し、省エネ性をさらに向上させてZEBの普及にも貢献します。また、人感ムーブアイを搭載した「ムーブアイコーナーパネル」(別売)を取り付けることで、360°センシングにより人や床温を検知し、温度ムラを解消するなどパーソナル空調にも対応します。さらに、化粧パネル据付時にユニットとパネルを仮固定することで据付作業を簡易化する「仮掛けフック」の採用や、ドレンパンを外すことなく汚れ具合を確認できる「ドレンパン点検窓」の搭載により、空調機器を設置する際の据付・メンテナンス性を向上させ、2024年4月から労働時間の上限規制が適用される建設事業において、据付やメンテナンス時の作業負荷低減にも貢献します。

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概要:三菱電機株式会社

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