TOKYO, Nov 2, 2021 - (JCN Newswire) -  三菱電機株式会社は、「光通信用EML集積送信モジュールの開発と実用化」に関する技術と「プラント工場の安定稼働に貢献する革新的監視技術の開発と実用化」に関する技術が、令和3年度「第69回電気科学技術奨励賞」を受賞しましたのでお知らせします。

受賞式は、11月24日(水)に学士会館(東京都千代田区)にて行われます。

受賞の概要

1.光通信用EML集積送信モジュールの開発と実用化

受賞者:
三菱電機株式会社 情報技術総合研究所 有賀 博、村尾 覚志
三菱電機株式会社 高周波光デバイス製作所 望月 敬太

光通信用送信モジュールは光通信用トランシーバーに搭載されるキーデバイスで、電気信号を光信号に変換して送り出す役割を担っています。当社は2016年に高速、低電圧で動作するEML※1と、25 Gbps※2の光信号4つを小さく1つに束ねる技術を開発し、業界最小クラスの筐体サイズ※3(従来体積比30%減)で100 Gbpsの光信号を送信することが可能な光通信用EML集積送信モジュールを実現しました。これにより、近年のデータトラフィックの増大に伴いトランシーバーに要求される、大容量・低消費電力・小型化に対応します。

2.プラント工場の安定稼働に貢献する革新的監視技術の開発と実用化

受賞者:
三菱電機株式会社 先端技術総合研究所 金丸 誠
三菱電機株式会社 受配電システム製作所 宮内 俊彦
三菱電機株式会社 先端技術総合研究所 開田 健

従来、工場におけるモータなどの生産設備の保全は、主に人手による定期点検で行っていましたが、保守費用削減などもあり、さらなる効率化や省力化が求められていました。当社は2018年に運転中のモータの電流信号と電圧信号から異常検知に必要な特徴量を抽出することにより、5種類のモータ設備異常(1. 機械系異常※4 2. 回転子バー異常 3. ベルト断線 4. 固定子巻線の短絡 5. トルク異常)を自動で検知する技術を開発しました。本技術を当社の開閉装置「モータコントロールセンタ」※5に搭載し、また、既存設備にも対応できるモータ診断装置「DiaPro MotorTM(ダイアプロモータ)※6」を実用化しました。これにより、保守作業者の技術レベルに依存せず、設備の安定稼働と保守の省力化に貢献します。

本リリースの詳細は下記をご参照ください。
https://www.mitsubishielectric.co.jp/news/2021/1102.html

概要:三菱電機株式会社

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