東京, 2024年3月15日 - (JCN Newswire) - 三菱重工業は、2023年におけるガスタービン世界市場(出力ベース)で、トップシェアとなる36%を獲得しました。有力市場調査レポート(注1)により明らかとなったもので、当社最新モデルであるJAC(J-Series Air-Cooled)形ガスタービンを含む大型のハイエンド機種(G形・H形・J形)ガスタービン市場では56%のシェアを獲得するに至っています。当社がガスタービン世界市場でシェア1位に輝いたのは、2022年に続き2年連続です。

当社は、F形、G形、J形などの大型ガスタービンで多くの実績を有しています。J形(JAC形を含む)は、稼働時間(actual operating hours:AOH)が230万時間を突破。受注も全世界で拡大しており、このほど累計受注台数は120台を超えました。三菱重工の高い市場シェアは、こうした長年にわたる実績と、製品の高い性能や信頼性が評価されたものです。

ヘビーデューティ型ガスタービン(注2)市場において、JAC形はガスタービン・コンバインドサイクル(GTCC)方式での発電効率が世界トップクラスの64%以上を誇っています。このため、CO2排出量削減に関する厳しい基準を満たすほか、起動時間の短縮、高い負荷追従性などフレキシブルな運用性を実現し、再生可能エネルギー導入に伴う電力需給対策に重要な機能も担っています。また、当社のヘビーデューティ型ガスタービンには脱炭素化を支える水素燃焼技術が備わっている点も、当社グループのグローバルな地位を高めることに貢献しています。2023年11月、高砂水素パーク内のGTCC実証発電設備(第二T地点)にて、JAC形による水素燃料30%混焼運転に成功しました。

当社の常務執行役員エナジードメイン長の土師 俊幸は、次のように述べています。「競争の激しいガスタービン市場において、2023年もトップシェアを維持できたことを誇りに思います。当社グループは、水素・アンモニア焚きガスタービンの開発・実用化などの脱炭素ソリューションを通じて世界中のパートナーと協調し、グローバル社会全体のカーボンニュートラル達成に向けて取り組んでいきます」。

三菱重工は、高い市場シェアを獲得するに至った顧客からの強い支持を励みに、主力であるJAC形ガスタービンを中核とする発電設備の普及に一層力を注ぎ、世界各地の経済発展に不可欠な電力の安定供給に寄与するとともに、脱炭素社会の実現に貢献していきます。

三菱重工グループについて

三菱重工グループは、エンジニアリングとものづくりのグローバルリーダーとして、 1884年の創立以来、 社会課題に真摯に向き合い、人々の暮らしを支えてきました。 長い歴史の中で培われた高い技術力に最先端の知見を取り入れ、カーボンニュートラル社会の実現 に向けたエナジートランジション、 社会インフラのスマート化、サイバー・セキュリティ分野 の発展に取り組み、 人々の豊かな暮らしを実現します。詳しくは: 三菱重工グループのウェブサイト: www.mhi.com/jp

URL https://www.mhi.com/jp/news/240315.html



Copyright 2024 JCN Newswire. All rights reserved. www.jcnnewswire.com