TOKYO, Dec 15, 2022 - (JCN Newswire) -  三菱重工業は15日、防衛省向け護衛艦「のしろ」の引渡式を当社長崎造船所長崎工場(長崎市飽の浦町)にて実施しました。本艦は、2019(令和元)年度に防衛省から発注を受けた海上自衛隊の3,900トン型「もがみ」型護衛艦の3番艦です。同シリーズ艦としては、すでにネームシップ「もがみ」、2番艦「くまの」を引き渡しており、4番艦「みくま」についても本年度中に引渡し予定です。

式典には、木村 次郎防衛大臣政務官、酒井 良海上幕僚長、今吉 真一防衛装備庁装備官をはじめとする防衛省関係者が多数列席。当社からは、阿部 直彦常務執行役員防衛・宇宙セグメント長らが出席しました。

同艦は、コンパクト化・省人化・多機能化をコンセプトにした、従来とは一線を画す最新鋭の護衛艦です。当社防衛・宇宙セグメントの技術を結集し、ステルス技術を応用した斬新な外観形状を有するとともに、知能化・システム化技術を活用した統合管制システムの導入により、従来艦艇の約半数の乗員で運用することが可能となっています。また、将来にわたる拡張性を備えており、今後増大する平時の警戒監視に加え、有事における対潜戦、対空戦、対水上戦といった多様な任務への活用が期待されています。

海上自衛隊の護衛艦は「天象、気象、山岳、河川、地方の名」を取って命名され、本艦名は、秋田県北部を流れる「能代川」にちなんでいます。

三菱重工グループは、陸・海・空にまたがる防衛装備品事業を一元的に運営し、技術的シナジーを発揮する中で、機能・性能ならびにコストパフォーマンスに優れた最新鋭の艦艇を開発・設計・建造し、就役後の維持整備にも積極的に対応しています。今後もトータルシップインテグレーターとして、省人化や無人化、サイバーセキュリティ、ライフサイクルコストの低減といった顧客の抱える課題に応え、従来の枠組みにとらわれない新しい護衛艦の開発に注力していきます。

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https://www.mhi.com/jp/news/22121501.html

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