TOKYO, Sep 6, 2022 - (JCN Newswire) - 三菱重工業はこのほど、チュニジア共和国のラデス(Rades:ベンナラス県)にある火力発電所で、チュニジア電力・ガス公社(STEG:Societe Tunisienne de l’Electricite et du Gaz)向けに建設していた発電容量45万kW級のガスタービン・コンバインドサイクル(GTCC)発電設備を完工しました。首都チュニスの東方約10kmに位置する同発電設備は、「ラデスC発電所」と呼ばれ、稼働後はチュニジア総発電容量の1割を賄い、同国の持続可能な経済発展への貢献が期待されます。
今回の建設において三菱重工は、M701F形ガスタービン1台、蒸気タービン1台、排熱回収ボイラー1缶など中核機器の供給に加え、据え付け・試運転期間中の指導員を派遣。コンソーシアムのパートナーである住友商事株式会社は、プラント設備の補機類の供給とともに、土木・据え付け工事を担いました。また、三菱重工は、常時遠隔監視をサポートできるTOMONI HUBを活用した長期保守契約(LTSA)に基づき、発電設備のメンテナンスを行い、STEGをサポートします。
完工を受け、当社および住友商事の代表者らがSTEGのヒシャム・アネネ(Hichem Anene)総裁と会談。同総裁から、次のように発電設備への期待が寄せられました。「電力は経済発展の要であり、ラデスC発電所は長きにわたりチュニジアの経済成長を加速させる上で重要な役割を果たしていくこととなります。信頼性が高く、クリーンで高効率な電力を供給する本プロジェクトに関わった、三菱重工とすべてのコンソーシアムパートナーに感謝します。持続可能かつゼロエミッションのエネルギー供給を目指していくわが国を支援する、三菱重工との関係強化を楽しみにしています」。
STEGへの訪問に際し、三菱重工シニアフェローでエナジートランジション&パワー事業本部副事業本部長を務める河本 英士は、次のように述べました。「世界有数の近代的、高効率かつ信頼性の高いガス火力発電所の完成を記念し、チュニジアのさらなる発展に貢献するこの歴史的な節目を、パートナーとともにここで祝うことを誇りに思います。本発電設備は、三菱重工のチュニジアに対する長期的なコミットメントを反映したものです。チュニジアでは過去40年間にわたり、当社の最先端の技術がSTEGの発電容量の拡大を支えてきました。STEGが創立60周年を迎える中、効率と信頼性において世界をリードする当社のソリューションにより、チュニジアの持続可能な開発目標を同社と推進していくことを楽しみにしています」。
三菱重工は今後も、資源の有効活用と環境負荷の低減に役立つGTCC発電設備をグローバル市場で提案することにより、エネルギーの安定供給と地球環境の保全に貢献していきます。
本リリースの詳細は下記をご参照ください。
https://www.mhi.com/jp/news/22090601.html
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三菱重工、チュニジア電力・ガス公社のラデス発電所ガス焚きGTCC設備が運転開始
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