TOKYO, Feb 24, 2023 - (JCN Newswire) -  三菱自動車工業株式会社(本社:東京都港区、代表執行役社長兼最高経営責任者:加藤 隆雄、以下 三菱自動車)とKaluza(カルーザ) Ltd.(本社:英国ロンドン市、CEO:Scott Neuman(スコット・ニューマン)、以下 Kaluza)は、電動車のコネクティッド技術を活用した国内初となるスマート充電サービスの開発に向けた協業を開始します。

本サービスは、お客様がスマートフォンのアプリから、希望の充電スケジュールをあらかじめ設定することで、車の使用開始時間までに最適なタイミングで充電し、お客様の充電コストの低減とCO2排出量の削減に貢献するものです。また、充電コストの節約状況をアプリ上で簡単に確認することも可能です。さらに本サービスでは、三菱自動車のコネクティッド技術を通して、Kaluzaのプラットフォームから車両*1に対して直接、充電の制御が可能となるため、通信機能が付いた充電設備(スマート充電設備)等が不要となります。

三菱自動車 モビリティビジネス本部 本部長 岩本 和明 コメント
今後、電動車と再生可能エネルギーの導入拡大が並行して進む中で、需給バランス調整など電力系統への影響が懸念されています。三菱自動車は、これらの課題解決に貢献すべく、まずは電動車の充電を最適化するスマート充電サービスの開発に取り組みます。そしてカーボンニュートラル社会の実現とエネルギーの安定供給に貢献するため、大容量の電池を搭載した電動車を「調整力」として活用する他、コネクティッド技術を用いた様々な先進的なサービス開発を行って参ります。

Kaluza CMO Neel Gulhar(ニール・グルハー) コメント
電気自動車を“移動できる蓄電池”ととらえることで、顧客を中心とした、よりスマートで環境に優しいエネルギーシステムを構築することができます。Kaluzaの技術的なノウハウとグローバルでのスマート充電の経験、そして三菱自動車の世界をリードする車両を組み合わせることで、お客様に、よりお手頃な電気自動車体験を提供する方法を証明するとともに、逼迫する日本の電力網の需給バランス安定化の一助として貢献できることを楽しみにしています。

三菱自動車の概要

三菱自動車はSUVづくりのノウハウとラリーで培った四輪制御技術、そして電動化技術に強みをもつ自動車メーカーです。ルノー、日産とのアライアンスメンバーであり、日本をはじめ、タイ、インドネシア、中国、フィリピン、ベトナム、ロシアなどに生産拠点があり、グローバルで約30,000名の従業員を擁しています。2009年には世界初の量産EVであるアイ・ミーブ、2013年には世界初のSUVタイプのプラグインハイブリッドEVであるアウトランダーPHEVを発売するなど電動車普及に取り組んできました。2020年には新環境計画パッケージを策定し、脱炭素化社会の実現に貢献しながら、行動範囲を広げたい、さまざまなことに挑戦したいというドライバーの想いに応えるクルマづくりを推進しています。公式サイト: https://www.mitsubishi-motors.com/jp/

Kaluzaの概要

英国第3位のエネルギー小売事業者であるOVO Energyをはじめ、大手自動車会社やエネルギー会社と提携し、事業を展開しています。Kaluzaが提供するプラットフォームでは、AIを活用し、電気自動車をはじめとする様々な分散型エネルギーの最適な制御を通じて、エネルギーコスト低減と、再生可能エネルギーの普及拡大や送配電網の混雑緩和を両立させ、脱炭素社会の実現に貢献しています。公式サイト: www.kaluza.com

この度の取り組みは、モビリティ分野とエネルギー分野の主要企業を結び付ける三菱自動車、Kaluzaおよび三菱商事株式会社の3社間の契約の一環です。

本リリースの詳細は下記をご参照ください。
https://www.mitsubishi-motors.com/jp/newsrelease/2023/detail5682.html

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